英語を勉強していて初級者を脱してくると、もしくは英語を勉強し始めようとしたキッカケとして、「何とか聞き取れたけど自分の言いたいことが言えない」という悩みがあると思います。
では、なぜ言いたいことが言えないのかというと、それはとてもシンプルで「ボキャブラリーが足りないから」です。
「じゃ、ボキャブラリーが足りないから単語を覚えればいいんだ、単語帳を買おう!」というのは、半分正解で半分間違いです。
なぜ英単語を覚えるのは苦痛なのか?
確かにボキャブラリーを増やすために単語を覚えようというのは間違いではありません。
でも、単語帳って10ページくらいやったら飽きませんか?
そして、それが原因で過去に挫折した人も多いと思います。
その理由としては、英単語帳って何の脈絡もなく英語と日本語訳が並んでいるだけで味気もないし、シンプルし過ぎて勉強をしてきてもどんどん苦痛になってくるからです。
自分の身近な話題や仕事など日常的に関係のあることになら興味や関心を抱きますが、全く自分に関係のないものを覚えようというのはかなりハードで、精神力が必要です。
あと、今の自分に必要なものと必要でないものもごちゃ混ぜになっているので、非効率です。
ですので、頑張ってやろうとする心意気は評価できますが、効率があまり良くないのでオススメできません。
自分に関係のある単語だけ覚えるとこから始めよう!
まずは自分に必要な分野、日常生活に関する単語から覚えていった方が効率がいいと思います。
例えば、主婦の方なら、
「chores(=炊事・洗濯・掃除などの雑仕事)」
「laundry(=洗濯)」
「look fot a job as(=仕事を探す)」
「a job interview(=面接)」
なんていう単語を覚えた方がいいでしょう。
それこそ、もっと初歩的なことなら、
「salt(=塩)」
「sugar(=砂糖)」
「vinegar(=酢)」
などから始めてもいいかもしれません。
逆に主婦なのに、
「a cold call(=アポなし訪問)」
「work for(=勤める)」
「salesperson(=営業マン)」
なんて単語は覚える優先度は低いはずです。
こんな風にまずは自分が置かれている立場や、これから必要になる単語を覚える方がスムーズに学べますよ。
今の時点で英語ができなくても気にしない
英語初心者はパッとした時に何か英語で話そうとしても、覚えている単語しか出てこないのが普通です。
よく「英語は英語で考えよう」と言う人がいますが、普段は日本語の中で過ごしているわけですから、いきなり「英語で考えろ」と言われても初心者には乱暴なアドバイスだと思います。
しかし、学習を積み重ねていけばいつのまにか日本語に訳さずに英語で考えることができるようになります。
もちろん、個人差はありますが、英語の感覚や考え方が身についてくるのは事実です。
ですので、今の段階で英語で考えることができなくても気にする必要はありません。
とにかく自信を持って英語の書き取りと発音を続けていってください。
英語一言日記を始めてみませんか?
ライティングの練習に関しては、最初は簡単な英文から始めるといいでしょう。
それこそ2~3文の短い分で、日記みたいな感じで書いていくのも1つの方法です。
例えば、友達が泊まりに来て楽しくおしゃべりをしたとしましよう。
それを全部英語で書くのは初心者にとっては難しいので、「今日は友達が泊まりにきました」だけを英語で書いてみるとか、それくらいから始めてみましょう。
この「今日は友達が泊まりにきました」を英語にすると、「My friends came to stay today.」になりますが、見て分かるように中学校で習う英語ばかりです。
知っている単語を当てはめていくだけで作れますし、わからない単語があって調べれば、それはあなたの力になります。
今これを見ると「そんな簡単なことやっても意味あるの?」と思いがちですが、実際にやってみると意外にパッと出てこないですよ(笑)
そして、これを続けていってもうワンステップ先に進もうと考えるなら、「思いついたことをメモし、それを英文に直してみる」ということをやると、より実践的な英語学習になっていきますよ。
→ 英語話したいなら単語は後回し?独学でも上達する英会話勉強法とは?
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